 （第5室）
 「薄墨の斜面」
唐松に覆われた山に雪が降り白と黒の繊細な模様を作り出していた。（群馬県嬬恋村）
「冬景色」
寒々とした空の一隅からの薄日が枯れ木を通して見える。しかし樹木の根元がなにやら歪んでいる。さらによく見ると梢付近に泡のようなものがある。実はこれは池の中に映った景色なのです。
「忍者の森」
もうだいぶ日が西に傾いた頃、白鳳城の石垣の上に出た。足の下の方に小さな堀割が残っていた。その水面には、今でも忍者達が住む秘密の森が暗くひっそりと存在していた。一瞬不気味に感じ足がすくんだ。（伊賀上野）
ちなみにこのページの写真は全てカラーフィルムで撮った写真です。
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