これまでに説明したすべての機能を統合して管理するシステムを開発した。下図にこれらの関連を示す。低コストで大画面を実現するため４個のCRTディスプレイを用いて一枚の大画面を表示した。この大画面中に各種の機能を並列に表示して任意の機能への自由なアクセスを可能とした。大画面中にはプラント模型および周辺に存在するロボット群のモニター画像も表示されている。
ウインドウズＮＴを基本として、異なるOS上のソフトを、X端末をPC上に実現することにより表示・操作可能とした。
統合管理システム構成図
統合管理システム大画面の表示例
上図には４枚のCRT画面により表示される大画面の標準的なレイアウトを示す。黄色い部分に、各機能の画面が縮小されて表示されており概略の動作状況も確認できる。縮小画面上でダブル・クリックすると所定の位置へ拡大表示され再びダブル・クリックすると元の位置へ縮小表示される。この図の場合、プラント状態三次元画像表示が右上に、ロボット群行動の三次元画像表示が右下に、プラント状態自動分類機能の画面が左下に拡大表示されている。縮小画面の中には、PWRシミュレータ、プラント機能モデル、プラント模型管理ＰＣの画面等が見られる。